フイリピンの英語留学・ゴルフ・慰霊の旅

フイリピンで英語留学・ゴルフ・慰霊などでセブ・バギオ・ダバオなどに滞在した時の記録です
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ベンゲット道の落合工兵中隊の戦い NO.2

 落合工兵中隊は、歩71連隊に配属され、キャンプ3に行くことになった。中隊の全員は百名前後で、その中から病兵を除いて戦闘に耐える者だけを選ぶと3,40名しかいなかった。それほど多くの将兵が病気に冒されていた。その頃のルソン島の日本軍の全部に共通した状態であった。

 食料が不足し、薬も不足し特にマラリアに罹る者が多かったが薬がなかった。落合中隊長も実際には患者の一人であった。衛生兵の検温では39度5分の熱があった。

 3月14日、キャンプ3の川岸の大きな岩石の下の壕に指揮班を置いて大きな暗渠に陣地を決めた。落合中隊長は、この時若干21歳であった。

 落合中隊の本部の洞窟がアメリカ軍の砲撃の目標になったのは、そこに立てこもってから3日目の早朝であった。こうして落合工兵隊のベンゲット道の戦闘が始まった。

 3月18日夜、プエド川支流にかかる仮設木橋を爆破した。3月24日、アメリカ軍が偵察に来た。洞窟陣地を中心に立てこもっている落合隊本部は総勢20名たらずで、このほかにプエド川の岩場に稲泉隊の10名前後がいた。

 この時、アメリカ軍は第33師団の歩兵136連隊を基幹としてキャンプ2からキャンプ3にかけて火砲、戦車を配置し、一挙にキャンプ4まで突進しようとしていた。その兵数は約2千名であったが武器弾薬の数量は夥しく、補給、食料は豊富に用意してあった。何よりも決定的な戦力差となったのは、飛行機であった。

 アメリカ空軍はフィリピン全土を制圧していたが、日本軍は一機の飛行機も飛べなくなっていた。

 ベンゲット戦線の日本軍は、第71連隊と工兵第23連隊その他の部隊であったが兵数は全部合わせても六百名たらず、それも飢えとマラリアのため歩くのに杖をつくほど衰弱していた。

 伝令の下士官が歩71の本部から洞窟陣地に命令を持ってきた。「昨日の斬り込みは実行されていない。その命令を本日直ちに実行せよ」
 
 之より以前に連隊長は、二木連隊長から、林連隊長に変わっていた。落合中隊長は、心の底から怒りの噴き上がるのを感じた。落合中隊長は激しい語調で重大な内容に触れていった。
 
 「連隊長は最前線の状況を知らないから、こんな命令を出していられるんだ。連隊長は一度でもこのキャンプ3を見に来たことがあるか。・・・・・・・・」
 
 落合中隊長はこのようなことを伝令に向かって怒鳴り続けた。ともあれ中隊長は、抗命の本心を部下の前に明らかにした。

 「ルソン戦記」 ベンゲット道 高木俊朗著。文芸春秋社。img335_convert_20120111141001.jpg
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当方への御訪問・コメントありがとうございます。

戦争は恐ろしいモノですね。
先祖調査でわかったことですが
私の母の叔父はルソン島で戦死したようです。
母はこの叔父の存在すら知らなかったらしく
ショックを受けていました。
2度とこんなことは起こしてほしくないモノです。
[ 2012/01/24 21:51 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> 当方への御訪問・コメントありがとうございます。
>
> 戦争は恐ろしいモノですね。
> 先祖調査でわかったことですが
> 私の母の叔父はルソン島で戦死したようです。
> 母はこの叔父の存在すら知らなかったらしく
> ショックを受けていました。
> 2度とこんなことは起こしてほしくないモノです。
カジヤ樣
 訪問有難うございました。お母様の叔父様はどこらへんで戦ったのでしょう。
ルソン島で戦闘のあった所は、北のパンガシナンやバギオの高地周辺、マニラ、南のラグナ湖周辺、その他だったそうです。食料、武器、弾薬不足に悩まされ飢えと病気で大勢亡くなりました。
まだ数十万の英霊の遺骨が眠っています。政府はあまり熱心に取り組んでいません。
[ 2012/01/25 15:11 ] [ 編集 ]
申し訳ありません
お世話になっております。

諸事情により一旦リンクを外させて頂きますのでご理解の程 宜しくお願い致します。
[ 2012/01/28 00:10 ] [ 編集 ]
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Author:mandaragan
リタイアしてから、フイリピンで英語留学、ゴルフ、観光旅行などしながら長期、短期滞在をしてきました。
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